会社帰りの話
雪が降る中、道路は白く染まりつつあるけど、完全に凍っていない状態。
1センチほど積もってはいたんだが―――。 まぁ、ビシャビシャしてて水みたいな感じよ。
バイクの車重と自分の体重を考慮しても、踏めば道路はアスファルト。 問題ない。
……まぁ、踏んでも固まらないような雪だった。
しかし、タイヤはツルッツルのノーマル。
駆動する後輪がアスファルトを蹴る。 地面の状態を、腰に伝わる振動で感じ取る。
家まで道半ば、深々と雪は降り続けた。
人のいない歩道は白い。 目感で2センチ。
踏んでも水みたいだった雪も、そうこうしているうちに厚みを増す。
シャーベット状になる雪。 すでにアスファルトの感覚は伝わらない。
人気のない交差点と、上り坂。 外灯の光がアスファルトに反射し、輝く。
地面は既にアイスバーン。
前進しようとする後輪が、スライドする―――――。 ……ここまでか。
それ以上は無理と判断し、握っていたアクセルを戻して足をついた。
家まで残り500mぐらい。 エンジンを空ぶかししながら押して帰った。
……ってことで~、タイヤ交換にいってきますん。 夕方頃には終わるといいなぁ~。
んではね
テーマ : 日記
ジャンル : 日記